今回も父のストーリーの続きです。
突然ですが
「口減らし」って、ご存じですか?
大正時代や昭和初期の日本で貧しい家では、家計の負担を軽くするために、子供を奉公に出したり、養子にやったりして、養うべき家族の人数を減らすことです。
私の父の家は、貧しい上に
前回の記事に書いたように
村八分に遭い、最悪な状況でした。
そこで、父は口減らしのために、畳屋の丁稚奉公に出されたのです。
畳屋の修行は楽ではありませんでした。
ほぼ、1日一食で、昼間は働き詰め、そして、ようやく、屋根裏部屋のような場所で、兄弟子たちと、おそい夕飯を食べるのです。
といっても、冷えた握り飯のみですが。。。
口減らしと言っても、かわいい息子を奉公に出した父親(私の祖父)がときより、息子の様子を見に、たくさんの食べ物を持って、畳屋に訪ねるのです。
でも、父親(私の祖父)が帰ると、それまで、愛想よくしていた兄弟子たちが豹変し、
私の父がもらった食べ物をすべて奪ってしまうのです。
父親(私の祖父)が来るたびに、それが繰り返されました。
その他にも、真面目だった私の父は、どんどんと畳職人の仕事を覚えていくのですが、それを妬んだ兄弟子たちが、父が作った畳に傷をつけるのです。
こうして、父はそんないじめに耐えられなくなり、誰にも告げずに、その畳屋を夜逃げ同然に一人で出てしまいます。
そして、なけなしのお金を使って、一人上京するのです。
頼るあてもないのに。。。
<特別な情報>
私のブログに関心持たれた方へ。
ここではお話できない
特別な情報を差し上げたいと思います。
遠慮なく公式LINEを追加してください。
追加されましたら
特別情報
と入力してください^^
コメント