インプット１割：アウトプット９割 – マイストーリー作成の極意

アウトプット[出力]とは、学んだこと（インプット[入力]したこと）を、どこかに書き出す or 誰かに伝えることです。

このことによって、あなたが学んだことを、あなたの脳内に記録（定着）化させることができるようになります。

最高の学習方法は『アウトプットすること』だと思ってください。

 

ちょっと大胆なことを言いますね。

 

『インプット１割：アウトプット９割』

 

です。

 

これは、本当に間違いありません。

このことは、私はある大成功されていらっしゃる経営者から直接アドバイスいただいた言葉ですが、ずっと自分自身の教訓としています。

そして、このことを理解され、マスターすることで、あなたにとってあなた自身の財産となる『マイストーリー』を完璧に仕上げることができます。

本記事では、「インプット１割：アウトプット９割」の意味や理由、そして、そこからなぜ「完璧なマイストーリー」が出来るようになるか？について、徹底的に解説させていただきたいと思います。

 

ちなみに、アウトプット（出力）場所は、紙の媒体でも良ければ、デジタルの媒体でもOKです！

そして、出来れば、あなたのご家族や友人・知人に声に出してアウトプットすると良いですネ♪^^

 

※余談にはなりますが、私が書いている今回の記事や、その他の記事は、全て私自身の20年以上に及ぶビジネスで培った経験値から導かれたノウハウばかりです。
書店に並ぶ成功法則に関する書籍等では、決して学べないコンテンツをお届けします。
それは、これから先の文章を読み進めていただければ、お分かりになられるとも思いますので、一度、読み終わった後、もう一度、頭から読み返してみていただくとよろしいかと思います。
なぜならば、全て実践的な内容ばかりだからです。^^

 

「インプット１割：アウトプット９割」という話は、どこで誰から教わったのか？

これは、私の会社のオフィスに、たまたま来客された若手経営者のNさんから伺ったお話です。

この記事を書いている時点で、遡ること３年前の話になります。

当時Nさんは、飛ぶ鳥を落とす勢いで、複数の事業で大成功されていて、しかもその多くの事業は、スピード感を持ち、短期間で結果を出されていました。

私は、Nさんが特別な人のように映っていたので、“私とは関係の無い世界の人” のように思っていたわけです。

私は、私自身のことを “スピード感を持って短期間で成果を出せるタイプの人間では無い” と思っていましたから。

しかし、このNさんの口から発せされた「ビジネスは、インプット１割：アウトプット９割だよ」という言葉に、過剰なまでに反応してしまったのです。

ちなみに、Ｎさんは、この言葉を私に投げてくれたわけでなく、私の会社に入社したばかりの若手社員に向けてアドバイスしてくれていた言葉だったのです。

私はこの時、隣の席でパソコンに向かって、今、この記事を書いているのと同じように、キーボードをパチパチと叩いていました。

私はこのワンフレーズの言葉だけが記憶から離れず、私の会社の新人に話してくれたＮさんに、逆に次のように質問したのです。

 

「Ｎさん、インプット１割：アウトプット９割って、いつ頃からそう思っていたのですか？」

 

すると、Ｎさんは、

 

「ビジネスを始めた２０年前からずっとです。」

 

と答えてくれました。

 

アウトプットが大切なことは、この時の私ももちろん知っていましたが、インプットとアウトプットの割合については、そんなに意識はしていませんでした。

せいぜい、インプット５割：アウトプット５割の半々程度に思っていましたから・・・

おそらく、この記事を読まれているあなたも、多くの方は当時の私と同様にお気持ちを持たれていらっしゃったのではないでしょうか？

では、なぜＮさんは、インプットとアウトプットの比率を、ここまで大胆に１割と９割と言い切ってしまったのでしょう？

 

日本人は勤勉家ゆえに、与えられた仕事を黙々とやるタイプが大半！ このタイプは「インプット９割：アウトプット１割」という事実

私は、学生の頃は、あまりテストの点数が良くありませんでした。

特に、記憶する科目が不得意で、社会や歴史の年号を覚えるような類いの科目は、どうしても良い点数が取れませんでした。

ところが、周囲のエリート達は、ここで点を稼ぐわけです。

そして、総合得点で学年トップに並んでいました。

今、こういう学生時代のエリート達は、社会人になって会社を経営している私の周囲には一人も居ません。

中には、官僚になったり、弁護士になったりと、社会人になってもエリートを貫いている人達もいるかもしれませんが、多分、私の周囲の経営者の方々の方がとてつもなく稼いでいると思います。

この方々（※私も含みます）は、学生時代は、ろくに勉強もせずに、アウトロー路線でヤンチャなことをやっていた連中なわけです。

先ほど登場した私の経営者仲間のＮさんも、昔はかなりブイブイ言わせていたことが想像できる雰囲気を醸し出しています。

そのＮさんから、「インプット１割：アウトプット９割」という名言が飛び出したわけです。

おそらく、学生時代のエリート達は、この比率が逆だったと思います。

 

「インプット９割：アウトプット１割」

 

学生時代に成績の良かった人達は、とにかく勉強勉強勉強、暗記暗記暗記を繰り返していたことは間違いありません。

この学習方法は、私が思うに、会社の優秀な駒（歯車）になるために、教育を受けていたと感じています。

これは、“会社から与えられたことを、そつなくこなすこと” を意味します。

まるで軍隊のように・・・

そうです。会社組織が軍隊と同じということ。歴史を紐解いていくと、この辺りの原理・原則もみえてきます。

私は、会社組織に属して、黙々と言われたことだけを逆らわずにやることは、徴兵制度にソックリだと考えています。

このケースに合致し、社会人になられてしまったお方（※長くサラリーマンをやっていて、そこそこの役職をお持ちの方）は、結構、脳が膠着化してしまっている傾向にあるように思います。

頭は良く、若い頃に学ばれた知識も豊富で、勉強もできるお方です。

しかしながら、「インプット１割：アウトプット９割」ができない、というか理解できない傾向にあります。

これには、いくつかの要因もあります。

①プライドが高い
②常識に縛られすぎている

ここを紐解いていく必要があるように思います。

①プライドが高い

私達、アウトローな生き方しかできなかった大人（というか子供のままです^^;;）は、プライドなんてものはありません。

そんなのは、10代の頃に捨てています。

なぜなら、喧嘩の強いヤツが偉かったので、そこに従うしかなかったからです。

生きるか死ぬかを選んだ場合、捨てるプライドはとっとと捨てた方が良いし、守るプライドは人に見せたり、言ったりしないで、心の奥底で守り抜いた生き方をしていました。

私達アウトローな生き方しかできなかった連中は、みんなこんな考えを10代の頃から持っていました。

それに比べ、優等生でサラリーマン出世街道を生きて来た方々は、会社の中で評価され、どんどん出世していきます。

ところが、サラリーマンである程度の年齢まで達すると、時代の流れもありますが、若い世代に追い抜かれてしまいます。

今は特に、高学歴で年功序列制度が無くなりましたので、IQが高いだけでは生きていけないことに、ある程度の年齢に到達してから分かるわけです。

そこに待ち受けているものは、会社に入社した当初は予期していなかった早期退職制度であったり、60歳を超えてからの再雇用制度によって役職を外された上に大幅な賃金カットという末路です。

ここで、プライドを捨てることが出来れば、まだまだ生きる道は残されているのですが、それが出来る人は少ないように思います。

なぜならば、学生時代からエリートで走って来て、生死を彷徨うような経験をしてきていないからだと思います。

このことから、プライドを捨てて死ぬ気で経験を積むという選択ができた方だけが、生き残れる時代になったと私は思っています。

 

②常識に縛られすぎている

これが、いわゆる優等生の特徴です。

常識を疑っていないと申しますか、授業や教科書で学んだことが正しく、TVやニュース、新聞で得た情報を鵜呑みにします。

そして、このことを最も社会的に使用し易い『常識』という言葉を盾にした生き方をしています。

そのような思考は、やはり学生時代から真面目に勉強して良い成績を取って来たからそうなるのでしょう。

しかしながら、昨今、一般知識の上に固められた常識というものは、生きる上では邪魔にしかならないように思います。

なぜならば、これまでの常識で社会的にアンチと呼ばれているものを、受け入れそうとするキャパであったり、器というものが備わっていないからです。

これまでのエリート達は、常識ではないものを、全てを “非常識である” と一蹴したり、聞く耳を持たなかったりしています。

しかし、エリート達が非常識と思うものの中に、本物が隠れていたりします。

それは、非常識なものではなく、まだ常識と認めてられていないだけの “未常識の世界” だったりするのです。

未常識のものを見極めてチャレンジする力が求められていると思います。

ここに、男女の差や年齢の差といったものは無いと思います。

 

①と②がご理解いただけたお方のみ、この先の続きを読み進めてください。

 

 

「インプット１割：アウトプット９割」とは、どういうことなのか？

では、本題に入っていきたいと思います。

「インプット１割：アウトプット９割」とは、一体どういう意味なのでしょうか？

これは、“勉強しなくっていい” と言っているわけではありません。

むしろ、学生時代の頃以上に本気で勉強しないと、ここから先、生きて行くことは難しいと思います。

ただ、ここで言っている生きるための勉強とは「何の勉強のことなのか？」だと思います。

このことを一言でまとめると、

 

あなたが選んだビジネスで成功するための全て

 

だと思います。

私のこの記事は、ビジネスのアドバイスですので、当然のことを言っています。

では、ビジネスで成功するためには、どんなことが必要でしょうか？

 

1. マインドセット
2. 成功哲学（目的や目標設定、イメージトレーニング等）
3. あなたが取り扱う商品やサービスの知識全般
4. マーケティング　等々

 

だと思います。

これ以外に、社会情勢等、経済に関する勉強も必要ですよね。

 

「よし、わかった！勉強します！！」

 

と思ったそこのあなた、ちょっと待ってください。

ここで、必要なことが、

 

「インプット１割：アウトプット９割」

 

となるわけです。

 

“アウトプット９割” の本当の意味

“アウトプット９割” というと、「ちょっとの勉強でOK」と思われるかもしれませんが、それは違います。

前述した通り、生きるためには生涯学習は必須です。

“アウトプット９割” という強い数字を掲げない限り、“人は意識的にアウトプットしない” という心理を突いているわけです。

よくセミナーに通って満足している人がいます。

また、ネットビジネス塾だと、塾で勉強してやった気持ちになっている人も多くいます。

いずれも、結果なんて出せていません。

それは、実践していないからです。

そう、アウトプットすることを疎かにしている典型例です。

分かり易い例を挙げますと、英会話です。

いくら勉強しても、英単語を覚えても、外国人と会話（アウトプット）をしない限り、英会話は上達しませんよね。

これと、全く同じです。

それともう一つ。

学生時代に成績が良かった方は、インプットをひと通り終えない限り、アウトプットしません。

なぜならば、テストの点数が取れないからです。

また、テストの点数が取れなければ、先生や親に叱られるのが怖いからです。

これは、ビジネスで例えるとよく分かります。

インプットが中途半場な状態で人に話す（アウトプットする）と、あなたは誤解されて相手から嫌悪感を抱かれてしまい、あなたは落ち込みます。そして、あなたは、これを失敗と捉えてヤル気が失せてしまいます。

この気持ちは分からなくはないのですが、だったら、いつ人に話すのですか？となります。

人に話して伝わらなかったら、「なぜ、伝わらなかったのか？」ということを振り返り、「次は、どうすれば良いのか？」を考えれば良いのです。

人に伝わらなかったことを失敗と捉えるのではなく、一つの経験として捉え、伝わらなかったという結果にフォーカスして、どうすれば伝わるようになるのか？という対策を考えば良いのです。

ずっとインプットばかりをしている人は、この辺りの感覚が永遠に身に付くことはありません。

これは、リアルビジネスに限った話ではなく、ネットビジネスにおいても同様です。

 

勇気を持って足を一歩踏み出すためにも、“アウトプット９割” を意識することが大切です。

 

マイストーリーを仕上げる – アウトプットは、読書感想文ではありません！

アウトプットすることを、「何かを学んだ（インプットした）ことをそのまま発すれば良い」と思っている方も少なくありません。

何かを学んだ場合、そのことを学生時代の頃の読書感想文のように述べるだけでは、アウトプットとは言えません。

何かを学んだ時、そのことに対してあなたはどう思い、どう捉え、どのように考えたのか？といった自分自身の意見をしっかりと述べることで、ご自身の発言に責任を持つことができ、学んだ内容があなたの脳に定着化されます。

そして、この学びをあなたのこれまでの経験の中に、盛り込むことにより、あなたのマイストーリーが更に独自性に富んだ作品に仕上がるようになり、聞き手や読み手の心を捉えて共感いただけるようになります。

出来上がったマイストーリーは、新規の顧客獲得で大いに役立ちます。

しっかりしたマイストーリーが出来ることで、相手からの感動や共感によって、そのお相手からの信頼を瞬時に掴める可能性が生まれます。

マイストーリーを持つことは、リアルビジネス／ネットビジネス問わずに、あなたにとっての最強の武器となると断言します。
※リアルビジネスの場合はMLM等の新規顧客のアプローチに使えますし、ネットビジネスの場合には、プロフィールに組み込むことで集客後の読者の滞在時間を稼げます。よって、SEO効果もアップしますし、モノやサービスの成約にも繋がります。

 

リアルビジネスの場でのマイストーリーの使い方について

リアルビジネスの場でのマイストーリーは、使い場所によって使い分けなくてなりません。

例えば、新規のお客様へマイストーリーを伝える場合には、その状況に応じて話し方を変化させる必要があります。

時として、感情的になったり、また時として、クールに演出したりといった、臨機応変な対応が必要です。

また、あなたが有名になると、あなたのマイストーリーを大衆の前で発表しなければならないシーンも出てくると思います。

その時には、新規顧客獲得時のマイストーリーではなく、大衆の心を動かすようなプレゼンテーションも必要となります。

リアルビジネスの研修等では、ロールプレイングでマイストーリーを発表しなければならない場合もあることでしょう。

その際には、ロールプレイングで話す際の目的や想定するシーン等をシッカリと把握した上で、マイストーリーを話すように心掛けてください。

間違っても読書感想文になってはいけませんし、紙に書いた内容を朗読するようなこともあってはいけません。

ロールプレイングとは、そもそもの目的が新規顧客獲得をする場合のシミュレーションだと思いますので、その時の情景を頭でイメージしながら、相手に話し掛ける口調でマイストーリーを伝えるようにお願いいたします。

 

 

以上、いかがでしたか？

現場の経験に基づくノウハウをお届けできたことと思います。

リアルビジネス／ネットビジネス問わずに、本記事の内容を実践で役立てていただければ幸いです。