【釈迦-第10話】連続的な自信喪失な出来事は、ある予兆なのかもしれない…



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連載も、いよいよ第10話に突入します。

有難いことに、本当に全国にお住いの色んなお方からご感想をいただいております。

中には一切私と連絡を途絶えてしまっていたお方からも、わざわざご丁寧に近況報告をくださったり、、

本当に嬉しく思います。

私のこのサイト『びび太の部屋(vivitter.com)』をトップページだけを見ると、いかにもネットビジネスで成功した優秀な人材のように思えてしまうかもしれませんが、とんでもございませんよ。

私は、本当に至って普通の一般庶民です。

この連載の中心人物である中田さんのような知性もなければ、IQだって高くはありません。

なので、一般社会では私の力はおそらく発揮できなかったと思います。

私は、語学に長けているわけでもなく、歴史に精通しているわけでもなく、マネージメント能力に長けているわけでもない。

ただ、これだけは分かっていただけると思うのですが、“生粋の負けず嫌いな性格” です。

それは、今でも全く変わっていません。

会社組織での出世という成功は手に入れることは出来ませんでしたが、私の得意分野は、“お金を稼ぐ” というただ一つだけです。

小学生の頃から一貫して『お金を稼ぐ』という部分にのみフォーカスしてきました。

一点集中して来たと言っても、過言ではありません。

その結果、今ではおそらく大手一部上場企業の社長にも負けない位に稼ぐことが出来ています。

そして、このこと(お金を稼ぐというスキル)を私は性格上、独り占めはしたくはなく、私の信頼できる仲間には全てオープンにしたいと思っていますし、だからこそ、インターネットで経済力を手に入れることが出来る仕組みも完成させたのです。

それを、あなたへプレゼントしたいというのが今の私の本音です。

 

このネット上で、私以上にお金を稼ぐという部分にフォーカスした男こそが “与沢翼” 氏であり、私はひと回り以上も歳下の与沢さんの塾に入塾し、彼からネットでお金を稼ぐためのノウハウを全てを教わりました。

真面目に、このスキルを私のこのサイトに訪れてくださっているあなたには身に付けて欲しいと、切に願っています。

まだまだ、私からのオファーに躊躇しているお方も多くいらっしゃいますが、私はこの気持ちに一切のブレはありませんよ。

だから、こうして私自身の過去の無様すぎる醜態を晒しているのです。

私に出来て、あなたに出来ないわけがない。

どこかであなたにスイッチが入ってくれれば、本当に嬉しく思います。

まあ、暫くは「新・釈迦~」の連載にお付き合いしてみてください。

 

では、前回までのあらすじからお読みください。^^

 


《前回までのあらすじ》

12年前に履歴書で足切りされた大手外資系企業から、34歳で突如ヘッドハンティングされ、転職したびび太。
佐賀県でのハイレベルな研修から、一夜明けて、晴れて福岡支社へ出社したびび太だったが、やっぱり年下上司の「中田健二」の存在が気になって仕方がなかった。
一刻も早く仕事に慣れたいと思うびび太に、入社初日に待ち受けていたものは、英語での契約関連の各種手続きであった。
いきなり立ちはだかった語学の壁を目の前にして、右往左往するびび太に対し、ノー天気かつアバウトな上司・中田がびび太を昼食へと誘う。
そして、昼食先でも、大きなカルチャーの違いが明らかになる。
徐々に社内での距離を置き始めるようになるびび太。
びび太、君は生き延びることができるのか?


第10話、静かにお届けしますw

 

大手外資系企業へ転職して2週間が経過。びび太は、何一つ自信を持つことが出来ず苦しみ続けるのであった・・・

 

入社して2週間が過ぎようとしていた。

私は、ランチタイムを迎えることが億劫になっていた。

それは、単に高いランチ代を支払うのが嫌だという理由だけではなかった。

 

“この連中と、
昼間の貴重な1時間を
過ご
すことが嫌だった”

 

(「まあ、まだ入社して2週間程度だから
そのうち慣れてくるだろう」)

 

そう心の中で思うようにして、憂鬱な気持ちで毎日出社していた。

この頃から、私はため息が多くなり、自宅に帰っても “ただいま” の後に、ため息を付いていたことをよく覚えている。

私の妻は、黙ってこの状態を見守ってくれていた。

辛かったことだろうと思う…。

今でも、あの頃は申し訳ない思いをさせてしまったと後悔している…。

ちなみに、私はあまり人見知りをするタイプではない。

基本的に、オールラウンド対応型人間だと思う。

ところが、ここの会社だけは、どうしても最後まで馴染めなかった。

今思えば、堕ちていくことが容易に想像できる条件が揃っていたことがわかる。

ランチタイムを嫌うようになった私は、なるべく仕事以外の付き合いを避けるようにしようと考えるようになっていった。

しかし、そうなると、とにかく一刻も早くここの会社の仕事をマスターすることが先決となるわけだが、これが実は更に私を苦しめることとなった。

前回もお伝えしたのだが、この会社での私の職種はプリセールスエンジニアと呼ばれるもので、ソフトウェア製品販売前の技術支援を行うことが主な仕事である。

つまり、顧客へのプレゼンテーション力が問われるわけだ。

私は、多少はプレゼン力に自信はあった。

しかし、ここの社員のプレゼンテーション能力に圧倒されてしまい、そのレベルまで自分のプレゼン力を引き上げる自信を持つことが難しかった。

それと、私は元々SE畑出身者なので、何かシステムを設計したり、プログラムを開発したりして “モノ” を完成させることで仕事に対する達成感を感じていたわけである。

なので、ほとんどモノを作ることがなく、顧客サポートばかりのこの会社で達成感を得ることは極めて困難であった。

となると、やはりプレゼン力を高めるしかないのである。

ある時、私は、私よりも一回り近く年下の入社2年目の社員 “秋山くん” に頭を下げて、顧客周りに同伴させてもらうことになった。

しかし、ここでもまた更にショックを受けることになるのであった。

秋山くんのプレゼン力の高さに圧倒されただけでなく、彼の顧客との信頼関係の構築術も素晴らしくて、私の出る幕なんて一つもなかった。
※ちなみに、この記事を書いている時点で彼は部長になっている。まあ、納得の人事です…。

こんなわけで、私は益々自信喪失に陥ってしまっていた。

中田さんは、こんな、なかなか自信を付けることが出来ない私に、マンツーマンの時には優しく接してくれた。

しかし、部下全員を集めたグループミーティングの時には、部長としての顔に切り替え、私の成果が上がらないことを激しく理詰めしてきた。

ある時、こんな会話があった。

 

「びびっさん、
2月4日の○○商事のアポは
取れたのですか?」

 

「あ、はい。連絡は取れましたが、
その日は先方の都合が付きませんでした。」

 

「では、他の日でアポ取ったのですか?」

 

「い、いえ、、
そのまま電話を切ってしまいました・・・」

 

「それは、アポが取れたことには
ならないのですよ!」

 

当たり前の会話のようだが、SE上がりの自分は、アポが取れない時に、別の日にアポを入れるといった気転を利かすことなんて出来なかった。
※私と今、ビジネスをやっている方は、信じられないでしょ?ホントの話っすよ。^^;;ですからね、、心配しなくっても大丈夫です。こんな私でも今の結果を出せているわけですからw多分、一番響くポイントですよねwww

 

また、こんなこともあった。

お客様からの問い合わせに即座に答えることができず、一旦電話を切って、私はマニュアルと睨めっこしていた。

そこに中田さんがやってきて、

 

「びびっさん、
何、読んでいるんですか?」

 

「はい、株式会社□□システム開発の方からの
質問の回答がこの辺りに
掲載されてそうなので読んでいたのですが、
意味がわからなくって…」

 

すると、中田さんは、私が手にしたマニュアルをサッと取って、マニュアルの一面を瞬時に読み取り、次のように言った。

 

「ああ、その答えは、
この部分にこう書いてますよ」

 

さすがに、中田さんのこの秘儀に、私は驚いた。

私が手にしていたマニュアルは、分厚くて文字も小さく、簡単に読めるようなものではなかったからだ。

それを、中田さんは瞬時に読んで回答したのである。
※まさに、フォトリーディングだったんですね!今、思うと…(@_@;;

 

「な、なぜ、中田さんは、
こんなにも一瞬で回答を導き出せるのですか?」

 

思わず、私は、即座に質問をした。

 

「あーー、これは速読マスターしているからですよ。
今はあんまりやっていませんけど、
昔はずっとトレーニングしていましたからね。」

 

と軽く答える中田さんに、グーの音も出ない私であった。
※その後に、私も速読とフォトリーディングはマスターしましたけどねw
ちょっと言いたかった…^^;;

とにかく、実力と実績を兼ね揃えている。

それが “中田健二” という男なわけである。

こんな環境の中で、私の自信喪失は更に加速していくのであった。

 

中田部長から初級編セミナーで講師を務めるように依頼が・・・

ある時、ため息しか出ない私に、ある時、中田さんは次のような提案を投げてくれた。

 

「びびっさん、再来週ですけど、
北九州でセミナーやるんですよ。

びびっさんには物足りないかもしれませんが、
SQL入門のセミナー講師を
担当していただけませんか?」

 

富○通時代の華麗な私の姿を知っている、中田さんの思いやりであることはすぐにわかった…。

 

“びびっさんが、
SQL入門のセミナーを話せないわけがない”

 

普通に考えれば当たり前である。

私は、ここの会社の最上位の資格も取得していたわけだし、何よりも富○通社内では社員教育の講師も務めていたのである。

“SQL入門” なんて簡単と思われるのは当たり前であり、私自身、楽勝だと思った。

いや、思っていた…。

しかし、いよいよ、私のデビュー戦が近づくにつれ、ある異変が私を襲った。

それは、セミナーの日が近づくにつれて、徐々に体の震えが止まらなくなった のであった。

結局私は、セミナー会場の受付しか行うことができず、SQL入門は、中田さん自らが講師を務めたのであった。

中田さんのセミナーが終わると、私は恐る恐る中田さんに声を掛けた。

 

「講師、お疲れ様でした..
素晴らしかったです..」

 

中田さんは、見下したような目で私を見て、一言、次のように言った。

 

「SQL入門を僕が話すことは、
入社時以来ですよ。
これ、プレミア付きますよ!」

 

もちろん、嫌味であることは言うまでもないのだが、私は黙って下を向いたまま、会場の後片付けを始めた。
※リライトしている今時点でも、この時のこの言葉には胸糞悪くなりますね。
コイツは性格チョーわりぃ奴だったんだなって思う。
今もオレが仮にコイツの立場だったとしても、こんな言葉は絶対に口に出さない。

こんなわけで、私はこの会社で、“自信” というものを一切得ることができず、どんどんマインドが下降の一途を辿るのであった。

そんな私を、周囲の仲間は徐々に距離を置くようになっていった(ように感じていた、当時は…。実際には、自ら距離を空けるようにしていたんですよね…)。

 

そして、思い出されたかの如く、この会社での私の歓迎会が行われることになったのである。

 

ランチタイムを嫌い、仕事での手応えを一切感じることが出来ていない私にとって、夜に開催されるこのイベントは自分のためとはいえ、憂鬱でたまらなかった。

そして、その夜、私はここの会社の実態を知ってしまうことになるのであった…。

 


■今回のワンポイント

  • 落ちるスピードは上昇する時の何倍も速く、それは阻止できるものではない。
  • 落ち始めたら客観的に自分を観ることが大切である。
  • 心配しなくても落下地点はあるし、落下し切っても、次に来るのは上昇であることは間違いない。

 

 

(つづく)

 


《次回の予告》

すみません。気持ちが悪いでしょ?^^;;
そこまで堕ちるのかということが、この先も続くのですが、少しある異変に気づいてきます。
次回はまだかな..。
この徐々に感じる異変は、かなりスピリチュアルです。
生々しいので、読み応えは充分に出てくると思いますよ。^^;;


 

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