こんにちは。
オトメと申します。☺
今このページに辿り着いているあなたへ、貴重なお時間を割いていただき大変感謝しております。
プロフィールおよび連載ストーリーを読まれた方でもそうでない方でも、きっとこのサイトの何かにご興味を持たれてお越しくださったのだと信じております。
最近ようやくプロフィールおよびオトメのここ数年の激動のアメリカ人生を綴った連載ストーリーが完成し、
気づけば日本、アメリカ、オーストラリア、フランスなど方々からアクセスしていただけるようになりました。
さらにさらに、なんとブログランキングにおける健康と医療の二部門において一位に輝いてしまいました!
オトメと一緒にこれからもアメリカのオトメ日常の疑似体験を楽しんでいただけることを願います😊。
さて今回のコラムは「イスラム国に学ぶネットワークの重要性」について少しあなたと一緒に考えてみたいとおもいます。
イスラム国って一体全体どんな存在?
近頃は何とも物騒なニュースでもちきりですよね。世界中が巻き込まれています。
コロナ禍に始まり、東京オリンピック開催・運営問題、そして今度はアフガン戦争終結。
アフガン戦争というのはもとより、2001年のアメリカ史上最悪とされるテロ事件、9.11事件が発端となっているとされています。
そもそもそういったテロ事件が起きることは実は事件が起きる前に予測されていたともいわれるぐらいですから、まるで真珠湾攻撃でも言われていたように、起きることがあらかじめ分かっている事件をわざと現実で起きるまで放っておいて、それをアメリカの戦争や世界情勢への介入のきっかけとしたのではないか、なんていう説もまかり通っているくらいです。
何はともあれ、それから約20年、アメリカ軍はアフガニスタンを舞台にテロの首謀者とされるビンラディンの暗殺を含め、その後もさらに10年にわたってアフガニスタンの社会に介入し続けたのです。
というか、アメリカ自体が大きな負債を抱えている最中にそんな他国のことなんてかまっている場合か、というわりと筋の通った理論で2020年まで大統領を務めていらしたトランプ大統領などはビンラディンのグループ、アルカイダを保護したということで有名なタリバン派と交渉し、2021年五月にはアメリカ軍を撤退させるという約束をしたわけです。
しかしながら、アメリカ軍およびアメリカ人のアフガニスタンからの撤退はそう簡単にはいかず、2021年八月終わりまでには完全撤退を予定していたバイデン政権ですが、タリバン派とはライバル関係にある同じくイスラム教の狂信者軍団であるテロ集団、アイシスの手により、撤退しようとしているアメリカ人たちを攻撃するなどの事件により、撤退のプロセスをもっと慎重にすることを示唆しています。
というか、とにかくさっさと撤退することによってこういったアメリカ人への攻撃をなるべく軽減しようと試みたんだと思いますが、それでもやはりそう簡単ではなかったのですね。
何だか、アフガニスタンとアメリカの間に挟まれている人たちが哀れですね。完全なとばっちりを食らっているわけです。
私オトメはもともと中近東当たりの政治やアメリカの政治介入についてあまり詳しくなかった、というか複雑に入り組みすぎて、いろいろな視点も極端すぎてもうお手上げ、という状態だったんですが、今回の事件に関しては
- 私が最近お近づきになった研究関係で知り合ったアメリカ人の白人男性が元特殊部隊の方であり、過去八年間の間にアフガニスタンに駐在していた
- 今回のアフガン紛争からの撤退に関してアフガニスタンの少女や女性の社会的権利のはく奪が心配されていること
等の自分にとってよりリアリティを伴う理由から、結構真面目に事件の一連の流れを追っている最中です。
なんとなんと、最近に至っては初めてアメリカ人の男性記者がタリバン派と直接インタビューまで行われ、タリバン派の男性達の話す姿をニュースで見たりしたわけです。
結局彼らからすれば自分たちがアフガニスタンを救っている側であり、女性たちが恐れる理由などどこにもないと、因みにビンラディンは2001年のアメリカでのテロ事件とは無関係である、と一体何を信じたらよいのかわからないような超一方的な視点を聞くだけで終わってしまいました。
というか、インタビューをしている記者の人はすごい勇者だなあ、なんて感心してまたちょっとハラハラしながらタリバン派とのインタビューを見ていましたね。
私の研究関係で知り合った元特殊部隊の男性には、「なんだかニュースでは大変なことになっていますが、あなたしかアフガニスタンに実際に駐在していた元軍人さんを知らないので、私オトメとしてはとてもショックを受けている状態であることをこの場を持ってお知らせしたかったまでです。」とかなんとかテキストを送ったりしてみましたね。
とにかく、自分の想いをなんとか形にして関係する人に伝えたかった、というわけですが、五分後には彼からとてもシンプルな「まさに憂慮すべき状態です」なんていうお返事をいただいたりしておりました。
個人の誇りと尊厳を重視するアメリカ社会においては、この突然の撤退に対して大きな反発の声が寄せられています。
これまで命を捧げてきた人たち、危険を冒してまでもアメリカとの関係に貢献してきた人たち、けがや死に至らずとも私の同僚の元特殊部隊の方のように自分の大事な時間とリソースをこの紛争に捧げてきた人たち、全ての人たちに対する冒とくではないのか、もっと引き際を考え抜いた方がよかったのではないか、と私オトメとしてもわからないではないな、という想いで聞いております。
実際に、彼らにとっては名誉であるはずの過去が無意味でしかなかった馬鹿を見た過去にすり替わってしまう危機なわけですから、元特殊部隊の方にテキストを打つ時だって、彼を哀れに思うような内容にだけはならないように心がけました。
テキストを送ったのはあくまで自分は彼の存在をしっかり考えていた、そしてその状況の真っ只中にいた彼にしかわからないであろう真相を認識しつつもあくまで自分の想いも抑えきれずに彼に対して表現せざるを得なかったという理由であることを明確にしたつもりです。
実際にその事件に関係してか、その後毎週のように行っている研究のズーム会議にも出てこなくなってしまいました。いろいろあるんでしょうね。
さて、先ほど申し上げましたいくつかのイスラム教の狂信者が集まるテロ集団についてですが、それぞれのテロ集団どうしはあくまでも自立した存在であり、互いにむしろライバルとなる存在でもあるようです。
従ってタリバン派がトランプ政権と交渉を成立させたからと言って、アイシスがそれに従う気も義務も全くないわけです。
それぞれがやりたい放題やっている状態ですね。昔はもっと仲良かったらしいですが、今は仲が悪いそうです。
なんにせよ、お互いライバル同士ではあるものの、同じイスラム教狂信者集団ではありますから、基本的な理解はお互いに対してあるんだと思います。
アイシスは自分のことをイスラム国とも呼んでいますが、この呼び名に私オトメは深く興味を抱いたのです。
普通、国という言葉を使う時そこには地理的に与えられた領土というものが存在し、物理的な存在として国が成り立つわけですが、このイスラム国という「国」は物理的には存在しておらず、要するにこの場合の「国」って
いわゆるネットワーク
のことなんですよね。
これって面白い考え方ですよね。今までにない「国」に対する考え方だと思います。
一番近い例を挙げるとすれば、ユダヤ教の境地でもあるイスラエルという国ですね。一応領土はこの国に与えられているものの、彼らは宗教的歴史的な面からありとあらゆる迫害を受けてきた人たちでもあります。
実際に今でも終わることのないパレスチナ人との内紛がニュースになっていたりします。
私の同僚にもイスラエル人の女性がいますが、安定しないイスラエルよりも半生を過ごしたアメリカを故郷と思っているんだそうです。
イスラエルの国では今での兵役の義務があり、女性である彼女も三年ほど服役したそうです。
こういった歴史的背景があるせいか、彼ら同士の国を超えたネットワークの繋がりも相当強いです。
私の周りにもユダヤ人というのは多く存在しますが、みなとても勤勉で真面目ですし、生きる気力が半端ないです。
多くのユダヤ人の先輩たちは重要なリーダーシップを取る立場に立たれておりますし、お互いをしっかりと支え合っていますね。
アメリカ社会は大きなネットワーク社会
私オトメはかれこれもう20年以上もアメリカでほぼ自力で生き延びてきてしまったサバイバーです。
そして一応これでもバツイチ子持ちの40代半ばの女性です😊。
勉強ができず、勉強が大嫌いで、何か面白い生き方はないか、と就職大氷河期であった日本を2000年に脱出したあと、
勉強ができる → アメリカでの研究者キャリアを築く
のではなく、
生き延びるために仕方なく勉強して → 気が付いたらアメリカ政府に認められる研究者
になってしまっていたような人間です(詳しくは連載ストーリー参照)。
そもそも勉強嫌いで大学での成績も思わしくなかったナマケモノのオトメがどうしていきなりアメリカの大学院に留学が決まったかと言えば、
教授同士のコネ
があったからなのです。
ええ!?それってズルいじゃん、実力じゃないじゃんってあなたは思ったかもしれません。
私も当時のTOEFLという英語のテストの点数はとてもじゃないですが大学院入学基準に達していませんでしたから、「ええーこんなんでアメリカの大学院行っても大丈夫なの?」なんて正直内心驚いたりしていました。
しかしこれがアメリカ社会の面白いところでして、学校やテストの成績ももちろん大事なんですが、それ以上に大事なのは
信頼を置いている同僚からの推薦
なんですよね。
修士課程を三年もかけてやっと終了し、その後アメリカ社会に居続けるために博士課程を受験したのですが、その時もやはり修士課程の時にお世話になった厳しい教授からの推薦状がかなりモノを言ったようです。
要するに、人間同士の信頼関係を築くには随分な年数がかかります。その間にお互いの人間性を学び信頼度を徐々に高めていくわけです。
その信頼関係を当然長い間保ちたいと思うわけですから、適当な理由で自分の生徒を相手に推薦したりしないんですね。
私オトメも長い間アメリカ社会においてキャリア年数を積んできましたが、両方の側の経験をしました。
自分がどこの大学の誰に学んだか、これは後々になってまで今になっても影響を及ぼしています。
それと反対に今度は自分が長年関係を築いてきた同僚に対し、自分が心から感心する人間しか紹介することはしません。
もし相手が自分が紹介したばかりに嫌な思いをした暁には、将来私が誰かほかの人間を紹介したとしても信用してもらえなくなるからです。
つまり誰を相手に紹介するかは自分の洞察力に対する相手からの信用でもあるわけです。
ただ、私オトメがアメリカに推薦状をいただいて留学したときは受け入れ先の先生は相当ビックリされたようです。
「え!?何こいつ、全然英語できないじゃん…なんでこんなのをよこしてきたのかな」
という心の声がそのまま相手先の先生のお顔に表れていたのを今でも覚えています。
ただそこで彼は私を推薦してくれた先生を責めるのではなく、私に一言
「君は大学院の授業取ってる場合じゃないよ。三か月英語を勉強しろ、それで成果を出さなければ日本に帰す。」
という条件を突き付けてきました。
まさに文字通りおしりに火が付いたように私オトメはほとんど夜も寝ずに日本に帰らなくて済むようがんばったものです。
そして博士課程に進む際にいただいた推薦状の方は、これは実際のオトメの実力を評価してくださったものだったので、相手方の大学の方も実際の面接試験においてがっかりすることもなく、見事合格を果たしました。
実は推薦状を書いてくれ、と例の厳しい教授に頼んだ時、彼は少し嫌そうな顔をしたんですね。
「うーん。でも君は僕のラボの生徒でもないし、君の授業中の態度くらいしか書く内容がないんだけど、それでもいいか?」
なんてイヤイヤ書いてくれた、なんて私オトメは思っていたのですが、実はとんでもない、この厳しい教授とんでもなく素晴らしい推薦状を書いてくださっていたのです。まったくイケずな人ですね(⌒∇⌒)。
後から推薦状も面接試験もトップレベルで博士課程に合格した、と同僚から教えてもらいました。
実は最近までアメリカの大統領を務めていらしたトランプ氏ですが、彼はビジネスマンとして大成功を収めていることで知られていますよね。
ただ彼自身は政治家としての背景はゼロ。そういう意味ではリッチなアメリカ一市民でしかなかったわけです。
ただ彼が最も得意としていたのは
ネットワークビジネス
だったんですね。
ネットワークビジネスというのはアメリカからそもそも発祥されているそうですが、コネを重んじるアメリカ社会ならではのビジネスモデルだと私は思っています。
しかしアメリカ内でもねずみ講ではありませんが、ピラミッド・スキーム(Pyramid scheme)という言葉でネットワークビジネスを揶揄する言葉はれっきとして存在します。
どんなビジネスでもインチキな類があるように、ネットワークビジネスにおいてもねずみ講という形を取る搾取行為はやはり存在するわけです。
しかしアメリカ出身のロバート清崎さんの「金持ち父さん」という有名な本においてもネットワークビジネスが理想のビジネスモデルであるという考え方を提唱していますね。
しかしネットワークビジネスもうまくやらないと、どんなビジネスモデルでもそうだと思いますが、トランプのように成功する人もいれば破産する人もたくさんいるわけです。
ただトランプさんや私オトメの周りでネットワークビジネスに成功している人たちを観察すると、自分独自のビジョンをもって自分ならではの人生を歩もうとする人にはかなり相性のいいモデルだと私は思っています。
トランプ氏を見ても、結局彼は政治家ではなかったにしろ、経済的に自立しておりそれでいて自分を支えるネットワークをもっていたわけですから、アメリカという国を動かす大統領にまで就任できてしまったわけです。
まるでイスラム国と同じで、自分のネットワークがすなわち自分の架空の領土と化すわけで、その中で精神的に現実的にそして経済的にお互いを支え合うわけです。
似たような生き方をする人たちの集まりですから、お互いの思想やビジョンも支え合うことが出来る、そうやってトランプ氏やイスラム国というのは国や文化の制約を超えて自分たちのビジョンを世界を舞台に叶えていっているのではないでしょうか。
これからの時代にはネットワークが必須
トランプ氏の人生をみてもイスラム国の動きを見ても思うのですが、これからの時代を生き抜くには自分個人のネットワークを形成することが必須になってくるように思います。
2020年以来のコロナ禍によって個人が自分の生活スタイルを維持しながら遠隔でも在宅でも仕事を続けられるバーチャルがメインの世の中が出来上がってきています。
医療の世界でもコロナ前まではバーチャルで外来をするなんてとんでもない、守秘義務はどうなるんだ、とか医師としての責任は何かあった時にどう取れるんだとか、いろいろな弊害がありましたが、
コロナ禍になった途端、患者のニーズが絶えないため致し方なく遠隔でありとあらゆる外来の治療が行われるようになり今ではそれが一般的となってしまいましたね。
私オトメも2020年に先ほど述べた元特殊部隊の方じゃありませんが、自分がこれまで必死に生きてきた20年間は一体何だったんだなんて思わせるような地獄の日々を研究者として送っていたので(詳しくは連載ストーリー参照)、精神的にかなり参っており生きる気力がほとんど失われている状態でした。
そんなとき、今までの私では考えられないのですが、インターネットを介して日本の方たちと繋がるという経験を生まれて初めてしたんです。
アメリカ社会または英語圏に対する嫌悪感や拒絶感が自分をそう突き動かしたんですね。
最初は実際にあって騙されたらどうしよう、殺されたらどうしようと本気で心配していたのですが、数年にわたって愛読し続けてきたいくつかのブログの中に、ラインコミュニティをメンバー制で経営されている方などもおり、
自立したまたは自立しようとしている女性を応援する、というミッションやこれからアメリカや外国の市場に乗り出す心づもりにある、などと私オトメの存在と共感できる数々の理由から、一年半たった今でも関係を築き続け、相も変わらずアメリカ社会で独自の人生を貫くオトメにとって
精神的そして経済的にかなり強い支え
となっております。
※因みにこれを読んでいるあなたも私オトメやこういった私オトメと気の合う方々とぜひ繋がってみたいと思っていらっしゃる場合には、このページの際のラインコミュニティへどうぞ登録してみてくださいね。
このラインコミュニティの方もそうしておられるように、こうやってインターネットを駆使して人々がこれから普通に出会いそしてネットワークを、自分に合ったネットワークを形成していくそしてその中で経済的に精神的にお互いを支え合い、自分の望む生き方をかなえていく、そんな時代に突入したのではないでしょうか。
また、組織単位では一体何がどう動くのか予想がつかなくなってしまった今の時代、むしろ自分独自のネットワークを持っていないと安心して生き残れない時代にもなった、といえるのではないでしょうか。
経営思想家でもある田坂広志さんという方がいらっしゃいますが、彼は数多く体験してきたシンクタンク(頭脳明晰な人たちが集まって政策をつくったりする)をふまえ、これからの時代は個人のシンクタンクが重要になってくるだろうとおっしゃっています。
経営者であるかどうかに関わらず、個人が自分特有の思想や経験を社会に生かしていく時代なわけですね。
似たようなことは神学者でもある佐藤優さんもアトム的な考え方からモナド的な考え方へこれからの時代は移行していくだろうという発言に似たようなニュアンスを含んでいらっしゃったように思います。
アトム的というのは原子論、つまり資本主義が最も得意とする物質至上主義の社会、カネやモノがあってなんぼという考え方であったが、
これからの時代はイスラム国がそのよい例として挙げられるように実体のないネットワーク、モナド的な単子論的アプローチが主流になっていく、ということですね。
分野が違えど言葉が違えど、みーんなおんなじこと言ってると思いませんか?
スピリチュアルな世界においてさえもこれからは「風の時代」、やはり物質至上主義を抜け出した思想や心理的満足感に最も価値を置く時代に入っていくといっているようです。
私オトメもアメリカだけでなく、これからもインターネットなどのツールを使って共鳴し合える日本の方たちと出会っていくことを願ってやみません。
※先ほど述べていたラインコミュニティに興味のある方はぜひ以下の「びび太の部屋」へライン登録して音声レターをお楽しみください。興味のある方は直接お話しするアポも取れるようになっていると思います(音声ダウンロードには800316uを打ち込んでくださいね)。
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