【アメリカ体験談①】国際犯罪って思ったより結構身近で起きている

こんにちは。

オトメと申します。☺

今このページに辿り着いているあなたへ、貴重なお時間を割いていただき大変感謝しております。

プロフィールおよび連載ストーリーを読まれた方でもそうでない方でも、きっとこのサイトの何かにご興味を持たれてお越しくださったのだと信じております。

最近ようやくプロフィールおよびオトメのここ数年の激動のアメリカ人生を綴った連載ストーリーが完成し、

気づけば日本、アメリカ、オーストラリア、フランスなど方々からアクセスしていただけるようになりました。

さて今回のコラムは「国際犯罪って結構思ったより身近で起きている」なんてちょっとレアな話題についてお話ししてみたいと思います。

 

国際犯罪って例えばどんなの?

島国で育った私たち日本人にとって、海外って本当に文字通り

 

海の向こう

 

ですよね。だから国際的とかってなると、なんかとっても遠くの言葉も通じないような人たちの中に混じりこむってイメージが湧くわけです。

で、なんだかそれってすっごく

 

非日常的な環境

 

になってしまうんです。最近は東京にいると結構いろんなタイプの外国語を耳にするようになり、少なくとも東京にいると国際的な雰囲気が高まってきていると思います。

それに伴い、小学校からネイティブの英語教師が教える英会話の授業など取り入れられるようになり、徐々に外国の方と英語で話すことも昔ほど抵抗がなくなってきたのではないでしょうか。

 

実は私オトメは日本でバッチリ大学卒業まで育っておきながら、その直後よりなんと20年以上にもわたってアメリカという世界のフロンティアを行く国で自力で生き延びてしまった、バツイチ子持ちの日本女性です。

勉強ができず、勉強が大嫌いで、何か面白い生き方はないか、と就職大氷河期であった日本を2000年に脱出したあと、

勉強ができる → アメリカでの研究者キャリアを築く

のではなく、

生き延びるために仕方なく勉強して → 気が付いたらアメリカ政府に認められる研究者

になってしまっていたような人間です(詳しくはプロフィールおよび連載ストーリー参照)。

 

でも人種のるつぼであるアメリカという国にいると、国際的っていうイメージがそんなに非日常的でなくなり、というかむしろ当たり前になってくるわけなんですね。

むしろ、自分はどの文化に属しどんな民族的伝統を引き継いでいるのかとか、自分の個性や勲章となったりもするわけです。

私オトメの場合はもちろん日本人としての誇りですよね。

そして国際的っていうイメージは日本にいると夢のおとぎ話の世界みたいな、活気のある豊かさを象徴しているようにも思うでしょうが、実際には自分のアイデンティティを守り抜く、

 

戦いの毎日

 

であったりします。

この辺の心の準備が整っていない状態で日本から渡米してくる方がかなり多いため、ほとんどの方はいつの間にか日本へ帰国なさる結果になるようです。要は疲れちゃうんですよね。その毎日のように続く

 

自分とは何か探し

 

って。そうやって育ってきていないので、精神的に常に周りに振り回されるわけですし、自分とは何かを探すどころか、余計に激しい混乱、疲労、そして自己否定感に襲われて耐えられなくなり日本に帰ってしまうんでしょう。

かくいう私オトメもそうでしたから、お気持ちはよくわかります。ただオトメの場合…残念ながら

 

帰る場所がなかった

 

ので、2020年あたりに散々自分と向き合う時間をすごしたのち、今は晴れて腹を決め、今度は徹底してアメリカという世界のフロンティアである舞台で国際人として自分はどう生きていくのか、今度は混乱の毎日から創造の毎日へと見事脱皮したところでございます(パチパチパチ(/・ω・)/)。

 

こういったもっと身近で日常的な感覚で「国際的」という言葉を見た時に、一見ドラマとか映画でしかお目にかからないであろうと思われる「国際犯罪」なんていうのも私オトメの場合では結構身近に起きていたりするってことに最近気が付きました。

それというのも、知り合いのまた知り合いのそのまた知り合いの人がなんと最近薬物関係の犯罪に手を染めていたとかで逮捕されたそうなんです。

 

名前も顔も知らない人なのですが、その時に10年ほど前にやはり国際的な指名手配を受けていた

 

友達の旦那

 

のことをふと思い出したんです。

きっとひと昔前であれば、国際犯罪なんていうのはヤクザとかマフィアとか闇の組織に属するような人間達の世界の話っていうところだったんでしょうが、

今の時代、インターネットの発達を通じて、一般人として生活している人間達もその気になれば世界の誰とも通じ合い、その気にさえなれば、国際犯罪にすら手を染めることが出来てしまうようになったんじゃないか、と思います。

時に、便利さというのはそれだけの予想をはるかに超える発展、まるで一種のバタフライ効果(詳しくはオトメのコラム記事参照)のように、ありとあらゆる方向へ枝葉をのばし可能性を膨らましていくのでしょう。

 

私オトメの友達の旦那が国際的な指名手配を受けた話

あれは私オトメがまだ博士課程に在学していた頃の話ですね。

西海岸のある州の大学院に在籍していたのですが、ひょんなことから日本人の大学生の留学生達と仲良くなる機会がありました。

 

実はもう15年ほど前の話になるので、本当にどうやって彼女たちと仲良くなったのか全く記憶にございません…

気が付けば、結構電話をしたり、お互いの家に遊びに行ったり、グループで集まってパーティをしたり、そんな仲になっていったと思います。

 

そのうちの数人と特に仲が深まったのですが、その中の一人が当時賃貸として住まわせてもらっていたカラフルで素敵なお家の同居している家主のアメリカ人の白人男性と結婚なさっていました。

その男性はなんと彼女よりも20歳も年上でしたが、若々しい精神の持ち主でしたから、きっとまだ20代前半の友達ともウマが合ったのでしょう。

 

その時私はちょうど別れた夫の前に付き合っていたアメリカ人の白人男性と恋仲でして、その男性は簡単に言うと「白馬の王子様」でした。なので、ここでは仮に白馬の王子様、と呼ぶことにしますね^^

遠距離恋愛をしていたので、彼が私の町を訪ねると、よく二人でそのカラフルなお家にお食事を食べに行きました。

なんとなくしか覚えていないのですが、他愛もない話で盛り上がり、年の差はあれど、とても楽しそうにしている二人を見て私も彼も心から彼らを祝福していたと思います。

 

一方で、周りから見るとちょっとオタクで不思議ちゃんな私オトメと、この白馬の王子様、今から考えれば完全に彼の手の内で転がされていただけだと思うのですが、お似合いの二人、というよりは、彼に見守られている存在、という方が正しかったかもしれません。

白馬の王子様は実はとてもサラブレッドな人でして、育ちは自殺未遂を繰り返してばかりのうつ病の母親と家庭内暴力でその母親を殴りつけるようなアル中の父親の元で長男として育った人です。

彼一人だけなぜかFBI(連邦捜査局)の最終面接まで行ったり、CIA(中央情報局)に雇われそうになったりするような、超優秀な人材として完全に自力で自分の道を切り開いていったような尊敬に値する方です。

私たち日本人からすると、FBIとかCIAなんて映画の世界でしかお目にかかれないような世界ですよね。

でも実際に彼がFBIの最終面接のプロセスにいた時、当時ガールフレンド(彼女ってことですが、ここはひとつアメリカンに☆彡)であった私オトメの元に、地元のリタイヤした元FBI捜査官が私オトメの当時住んでいたアパートに訪ねてきて、いろいろ私に彼について質問してきたことがありました。

映画で見るいわゆる「FBI, FBI!! Hands down!!」なんていう高圧的なイメージとは全く異なり、とても穏やかで優し気な初老の白人男性で、そのイメージのギャップにドギマギしたことを覚えています。

その反対に、残念ながら白馬の王子様のご兄弟さんたちは、薬物依存者であったり、ドラッグ・ディーラーであったり、犯罪に手を染めてばかりの毎日を過ごされていたそうです。悪い人たちではないのですが…

結局白馬の王子様はいろいろあった末に、法律の分野で大学院を卒業し、検察官として今でも活躍なさっています。

そういった能力の部分だけでなく、見かけも品格と誇りで満ち溢れ、話し方やマナーもプロフェッショナルな雰囲気にあふれ、私オトメの父親なんてそんな彼が大好きでぜひ結婚したらよい、と興奮しておりました。

まあいろいろあって、遠距離恋愛が続いていたこともあり、話し合いの末お別れするに至ったのですが、実はこの国際犯罪の話、検察官になりたてだった当時の白馬の王子様にも関係する話となってくるのです…

 

ある日のこと、どうやって知らされたのか、そこまでははっきり覚えていないのですが、なんと旅行から帰ってきたとたんに、その友達の旦那さんが逮捕された、という話を耳にしたのです。

一応電話をかけ、彼女の安否を問えば、「とりあえずは大丈夫だよ。」とは言っていたものの、まあ自分の旦那が逮捕されて大丈夫なはずはないですから、大学院の勉強で忙しいながらも一晩彼女のうちに行って、彼女のそばにそっと座り、ぽつりぽつりと話してくれる彼女に耳を傾けていたのを覚えています。

彼女もはっきり言って茫然自失状態、といった言葉がピッタリくるような様子でして、

それでも「大丈夫?って聞いてはくれるけど、こうやって本当に訪ねてきてくれると、ああ本当に心配してくれているんだなってわかるよ。ありがとう。」なんて聞けば涙の出るような、まさに経験者は語るとはよくいったもの、正直な彼女なりの真実の言葉を発していました。

聞けばまさかと思うような話、でも思い返してみれば在り得るともいえる話を彼女は話してくれたのです。

なんと旅行から帰ってきて、ドアを開けた瞬間、友達と逮捕された旦那が見た光景はまさに映画で見るようなワンシーンだったのです。

 

部屋中に、というか家じゅうに張り巡らされた

「FBI」と書き記された張り紙

 

つまり、旅行に行っているすきを狙って、FBI捜査官たちが無断で家宅捜査を試みたのです!!!

 

えーーーーー!!、なんだってーーーー!!、アメリカってそんなことが普通に起こるのーーー?!

 

いえ、20年以上のアメリカ生活において、後にも先にもこんな話を聞いたのは最初で最後。

ご安心ください…

 

国際指名手配犯と白馬の王子様のつながり

何だかすごい見出しになってしまいましたね💦

この事件の話を速攻で当時付き合っていた白馬の王子様にお伝えしたところ、「えーーーー?!あの彼がーーーー!?」

なんてビックリして聞いていたのもつかの間、彼からビックリする内容を聞かされたのです。

 

実はどうして旦那が逮捕されたかって、まだ逮捕されたばかりのころはわからなかったんですよね。

当たり前じゃないですか、証拠を掴み犯人らしき人間を逮捕したばかりの状態ですから、当時妻であった私の友達も含め、一般の人間にその逮捕の理由なんてわかりゃしないんです。

数日たってから、検察官になったばかりの彼は私に興奮して電話をかけてきました。

白馬の王子様「ねえ、ちょっと今時間ある!!」

私オトメ「え、何々どうしたのー。元気ー?」

白馬の王子様「…聞いてびっくりするなよ。卒倒するなよ。」

私オトメ「…わかったよ。何だよぉ~、一体。」

白馬の王子様「あのさ。例の旦那、逮捕された旦那なんだけどさ。」

私オトメ「ああ、うんうん。どうした?」

白馬の王子様「どうして捕まったか、知ってる?」

私オトメ「知らない。」

白馬の王子様「ロリコン・ポルノ作品の売買だよ。国際レベルの。」

私オトメ「…げげ!?ええええええええ!!!!」

白馬の王子様「確かに奥さん20歳若いし。アジア人は子供みたいに見えるし。」

私オトメ「どうやって分かったの?」

白馬の王子様「警察系、検察系に今朝流れてきた情報にさ、その旦那のドアップの顔写真と共にそのことが書いてあったんだよ!!」

私オトメ「わーお、そりゃすげえ偶然というか、なんというか…」

さすがに言葉を失いましたね。

 

どうもこの逮捕された旦那、ロリコン・ポルノの国際的な闇市に関わっていたらしいんですね。かなり大規模にインターネット上で繰り広げられていた、子供を使ったポルノ作品の売買取引きに大きくかかわっていたらしいんです…

思い出せば彼の本業はプライベート・コックさん。注文があった時に、お金持ちの方たち用に料理をケータリングする、そんな職業だったと思います。

でも今から考えれば、そんなアルバイトみたいな仕事で生活費が賄(まかな)いきれるわけがないんですよね。

当時はまだ結婚していた彼女も私も学生でしたから、そこまで考えが回らなかったのです。疑いもしませんでした。

従ってFBIのブラックリストに彼の名前が載り、ずっと静かにそっと観察されていたらしいんですよね。そして旅行に出ることをどうやってか情報として手に入れ、そのすきを狙って証拠を掴まれたわけです。

もちろん連行された彼はその後家に戻ることは一切なく、そのまま凶悪犯罪者専用の重警備の刑務所へと送られて行きました。

 

友達は何度かその旦那に面会には行ったのですが、「俺のこと信じてくれてるよな?」ととんでもない証拠を掴まれた後にも言い続ける彼から徐々に気持ちは遠ざかり、気が付いたときには離婚、いつからか同世代の男性とお付き合いするようになっていたと思います。

 

そんなことがあったのに、よくアメリカ人男性恐怖症にならないねーーー!?

 

なんてあなただったら思いませんか?私オトメもそれを心配していたのですが、意外にも女性は強し、彼女はしっかりと自分の道を歩もうとしてくれていました。

でも、時間をかけてお互いのことをもっと知ってから、と彼にはちゃんと事情を話しゆっくり関係を築いていこうと提案したそうです。

まさに経験者は語る、彼女がそう言うと、言葉の持つ重みが違うといいますか、もう聞いている私としてはただ頷くしかなかったです💦

もう15年も経ってしまったけど、いま彼女はどこで何をしているんでしょうね…

一方で刑務所行きとなった旦那さん、きっと今頃はとっくに囚人たちに嬲(なぶ)り殺されてこの世から消え去っていると思います。

後から聞いた話によりますと、囚人の多くは同じく幼少期に性暴力の犠牲者であることが多いんだとか。そういった彼らの文化において、ロリコン犯罪というのはもっとも蔑まれる類の犯罪なんだそうです。

犯罪者たちにも見下され蔑まれる犯罪…それを犯した者はほぼ速攻で嬲り殺しの獲物となるそうですよ。

アーメン、なんまいだぶつ…

 

みなさん、2021年7月22日に書いたコラム記事に「バタフライ効果」について書きましたが(詳しくはオトメのコラム記事参照)、まさにこれは負のスパイラルの一途をたどったバタフライ効果の一例。

私の友達のふとした、あ、この家で賃貸出来たら楽しそう、なんていう気軽な気持ちがまさかという現実との直面に至ったのです。

さすがアメリカ、スケールでっかいねぇなんてあなたは思っているかもしれませんね。でも実は日本でもこれに近いような話をアメリカに子連れで逃げてきた日本女性から聞いたことがあります。またこれはいつかの機会にお話しできればと思います。

そして私オトメ自身も、少し危ない目に会ったことはあるのです。これもまたオトメのプライバシーに関わることになるのでいつかプライベートな場でお話しできればと思います。

こんな甘いも酸いも経験しまくった目撃しまくってきた私オトメですが、それでも自分の人生をどう正のスパイラル、ポジティブスパイラルの流れて変えていけるか、経験を基にお話ししていますので是非以下の音声をお聞きになってみてくださいね^^

 


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