第三話:アメリカ社会の意外な真実の姿、ええ、かなり○○でビックリ

こんにちは。

オトメと申します。☺

今このページに辿り着いているあなたへ、貴重なお時間を割いていただき大変感謝しております。

プロフィールを読まれた方でもそうでない方でも、きっとこのサイトの何かにご興味を持たれてお越しくださったのだと信じております。

このページは、ここ最近の数年のオトメのフロンティア人生を連載ストーリー化した第三話が掲載されています。

第二話にて、私オトメがどのような過程を踏んで自分のアメリカン・ドリームの実現に至ったかを具体的に描きました。ついにきらびやかな研究キャリアを手に入れたと思いきや…

実はその先には地獄が待っていたんです。

あらすじ:まず、私オトメがアメリカ社会全体についてまたアメリカ社会で生きる人間たちをみて感じたことから始めたいと思います。
そして、アメリカに長く住めば住むほど、外から見えるアメリカ 対 内から見るアメリカの違いに驚き、そしてその想いはアメリカ社会はエゲツない、という自分なりのアメリカに対する正直な感想へと結びついていったのです。それでは第三話をどうぞお楽しみください!

 

アメリカ社会の人間達はアツい

アメリカ社会って外から見ていると、良くも悪くも活気があって世界の最先端を行く、自由で生き生きとした環境、にあなたには見えませんか?

それはある意味正しい感覚だと思います。

社会全体としてはそういった雰囲気がたしかにあるでしょう。

 

例えば、先日の連日に渡った大統領選挙では、アメリカ中が良くも悪くも盛り上がり、アメリカ市民の多くが睡眠不足で仕事どころでは、また勉強どころではなくなりました。

みんな会議中も、

A「えーと、〇〇についてはですね…(沈黙)」

B「Aさん、どうしたんですか、急に黙って」

A「…あ!すみません。ちょっとジョージア州が民主党に傾きそうなんですよねえ…」

ってな具合でしたw

 

また、コロナの影響で新しく導入した郵便投票の仕組みを巡って、不利になったとされる共和党側からの不正選挙についての疑惑が歌われたり、

徐々に上がっていく民主党への投票数を、アメリカ中がハラハラドキドキしながら見守っていたり、

バイデン・ハリス氏へ圧倒的に有利な投票数が発表された瞬間に、SNSがパンク寸前になるほど、国中が大騒ぎしたり。

 

とにかく、何から何までアツい!!

お祭り騒ぎ同然の、未曾有(みぞう)の事態へと発展しました。

 

また、大統領選挙の直前に起きた、ジョージ・フロイドさんという一般市民の黒人男性が白人警察によって無意味に絞殺された事件もまだ記憶に新しいですね。

お陰でアメリカの各地において「Black lives matter」と歌うデモ・暴動が勃発しました。

 

どんな国でも文化においても、理不尽なことというのは起きるものですが、この事件は

 

生々しく生き残る人種差別

 

を象徴した出来事だったと言えるのではないでしょうか。

このように、ありとあらゆる社会問題や話題作りに事欠かないのがアメリカという国というのが、少なくとも私の中での印象です。

 

アメリカ社会を内から見るとまたビックリ

しかしですね、その社会に実際所属する側にまわった瞬間、外から見えていた光景とは全く違った面が見えたり、びっくりするような経験が待っていたりするものなんです。

 

例えば、一般によく日本女性がアメリカに来てまず新しく経験する出来事として、

 

レディー・ファーストな日常

 

というのがあります。今日においては日本でもそんな日常が前よりは身近に感じられるようにはなったと思いますが、当時2000年あたりにおいてはまだ、

「え、ドアを開けて私が来るの待ってくれてるの~?」

「重そうな荷物、当たり前のように持ってくれるの~?」

さわやかな笑顔と共にそんなことを日常的にしてくれるアメリカ人男性に多くの日本女性はウットリしてしまったことと思われます。

しかし、私オトメがアメリカ社会に根を張れば張るほど、実はその美しきレディー・ファーストの文化の裏には根強く残る性差別の暗い現実が存在していることがわかってきたのです。

 

アメリカ男性と結婚した日本女性たちの多くと接してきましたが、私を除いてほぼ全員の女性たちは表面的に美しく飾られた性差別の犠牲者となって苦しんでいるのが現状でした。

そして、他人からどう見られようが、自分の心の平安と幸せを一番に優先した日本女性の多くはアメリカ人男性と離婚しています。

 

つまり、レディー・ファーストの文化において前提となる考えが、

 

女性は弱きもの

 

だと思います。

 

したがって、外国人でマイノリティの女性、という実際に社会的弱者という立場にいる日本女性は、社会的強者の立場にいるアメリカ白人男性と結婚すると、

 

発言権・決定権など皆無に等しく、

クレジットカードおよび現金も所持できない

 

という決定的な社会的弱者の立場を家庭においても確保する羽目になるのです。

まるで一昔前の日本でよく見られた家庭風景とも言えそうですね。

2011年に、なでしこジャパンの女子サッカーチームが見事にワールドカップで優勝しましたが、この時に私が

「日本女子サッカーチームは強いんだぞ!」

とこぶしを空中に挙げて興奮していた時、周りの日本女性を奥さんに持つ白人男性達の苦々しい反応は今でも忘れることはありません。

まさに紅一点とはよく言ったもので、周りにいた男性達は完全に白けて私のことを見ておりました。

当時の私としては、「結婚している女性の国のサッカーチームが優勝だよ?なんでそんな白けてんの?」と全く理解できずにいましたが。

 

そして、面白いことに、これは私オトメも実際に経験したことですが、女性が経済的にも精神的にも自立するにしたがい、結婚した相手およびその家族から

 

白い目で見られるようになる

(稼ぎ頭であるにもかかわらず)、うっとうしがられる

面倒くさい、付き合いづらい、難しい嫁だ、という烙印を押されるようになる

 

わけです。

 

これは白人同士・黒人同士の家庭ではそこまで顕著ではないかもしれませんが、自分のような外国人のマイノリティの女性に対しての、白人結婚相手および家庭からの風当たりは相当なものでした。

当時結婚していた相手を

 

自分の出世のために搾取(さくしゅ)している

 

くらいまで言われていたように思います。

ここで一言、英語風に彼らの思いを表現するならば、She is using him for her own good.ってな感じになりますかね。

 

また、実力社会であるはずのアメリカにおいて、出る杭は打たれると言わんばかりに、

実力が本当にある者ほど、周りからの風当たりは何十倍も強くなる、という外から眺めているだけではわからないアメリカ社会の内情も私オトメは経験するに至りました。

現在副大統領に就任されている女性のハリスさんに対してもありとあらゆる批評や陰口がたたかれていますし、日本の方と話していてもよくそういった悪口を聞かされます。

もちろん女性初の副大統領になるような女性が聖人君子のように完全潔白のサラブレッドな背景を持つとは現実的に考えられることではありませんが、

また同時に、私オトメに対して向けられてきた数々の否定的で攻撃的な周りからの対応を考えると、必ずしも一つの見方が「正しい」という考え方はあまりに短絡的なのではないか、と思うのです。

この辺の詳しい話は、第四話第六話にかけてじっくりお話ししていきますね。

 

実際に、アメリカ社会は非常に活気に満ちています。ありとあらゆる人種、宗教、価値観が渦巻く中、みんな自分にとってのアメリカ社会の中での立ち位置ってなんだろう、って模索しながら生きています。

しかしながら、能動的に模索しながら生きていないと、今度は逆に受動的になってしまい、知らないうちに気が付くと多くの社会問題の犠牲者の側にいつのまにかまわっていたりします。

常に自分の個性を意識しながら、いわゆる攻めの姿勢を崩さないでいることが大事なわけですね。

もともとアメリカという国は徹底した資本主義のもとに成り立っており、資本主義というのは国や政府ではなく、個人の所有権を優先させる文化ですから、

それはつまり、当然アメリカの風潮も個人を優先する、したがって他人よりも自分を優先させる、そうすることによって社会全体も活気を帯びていく、というサイクルが成り立っているのです。

だから能動的に動かない個人というのはこういった文化や社会の中ではいつのまにか犠牲者の側に立ってしまうことになりかねず、そのことについて誰を責めることもできず、全て己の責任として返ってくるわけです。

だから他人を誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)、つまり責めたり悪口を言っている暇があったら、さっさと自分のために時間とエネルギーを使ったほうが賢いわけですよね。

 

アメリカは良くも悪くも自由な国(詳しくは第一話参照)、だからこそアメリカ社会とは、自分の生きたいように生きるなら「能動的に自分の道を模索しながら生きていくこと」を必然的に強いられる社会なのです。

 

えげつないアメリカ社会

アメリカにいる20年間の間に多くの日本人を見てきました。

ほとんどの人達はアメリカ社会で生きることに疲れ果て、日本に帰国していきました。

日本を実際に離れてみると、日本の文化や社会制度においていいところが見えてくることは少なからずあると思います。

 

アメリカ社会はあらゆる面においてバラエティに富んでいる分、粗い面も目立ちますし、絶対的な美徳なども存在せず、

 

全ては相対的な価値観のもとに成り立つ社会です。

 

だからどんな人生を歩むかも本人次第、どんな価値観のもとに生きるかも本人次第となるわけですが、

その分もともと裕福な家庭、それも白人の家庭で生まれ育った人たちというのは、生まれた時から立っているスタートラインが違うわけで、

社会において優位な立場を比較的簡単に得ることが可能です。

しかしながら、実力さえあれば、そして周りからの強い風当たりにも負けないメンタルがあれば、多少人間性に欠けていてもアメリカ社会でのし上がっていくことができるわけです。

しかし、どういった文脈であれ、何らかの形で社会を牛耳る人間たちに、残りの市民の生活や人生は随分と左右されることになります。

 

例えば、資本主義の究極の結果でもある、アメリカの医療システム。

保険制度はすべて私営の保険会社によってビジネス化され、国民の健康・医療管理は利益第一主義のビジネスマンである彼らに牛耳られるわけです。

日本では国民である以上、国民健康保険に何もしなくても加入できますし、その個人の稼ぎによって月々の保険への支払いが考慮されますよね。

これだけを見ても、どれだけしっかりとした自己管理が日ごろから必要になってくるか想像がつくと思います。

 

そして最近コロナ・ワクチンについてのニュースを見ても、アメリカ医療システムを作り上げ牛耳る、

アメリカ社会上層部の白人層に対する有色人種からの不信感が頻繁に報告されています。

こういった不信感の裏には、かつて黒人の人たちは白人の作った新薬の人体実験の被験体として利用されていた、という歴史的背景が今現在に至るまで大きく影響しているようです。

 

結局裕福な白人層が率先して作り上げた社会構造は、どう考えても彼らにとって最も有利に出来ているわけであり、それ以外の人間に対しては配慮の劣る側面があるのは否めないわけです。

実際に、有色人種だというだけで、白人層の医者や看護婦にありもしない疑いをかけられたり、入院中にぞんざいに扱われたり、という経験は有色人種であれば、一度や二度はしているはずです。

 

かと言えば、私の知り合いのありとあらゆる面において有能な黒人男性とその家族たちの話など聞いていると、やはりアメリカ社会というのは、

 

人種差別とのせめぎあいの中、

それでも最後には本当に能力・実力のある者が浮上する社会

 

でもある、と実感せざるをえなかったりします。もちろん全員に当てはまる話でもないとは思いますが。

例えば、映画「ザ・ダイバー」で描かれている体力と運動能力に長けているその黒人男性の海軍時代の武勇伝、など圧巻としか言いようがない話ばかりですし、

映画「ドリーム」という実際の話を基に作られた映画では、天才的な計算能力を持つ黒人女性が人種差別の嵐の中、白人男性である宇宙飛行士のパートナーとして宇宙飛行の歴史に大きな貢献を果たした、なんていう話もあるくらいです。

 

しかし多くの場合において、残念ながらアメリカ社会ってこんなふうに

 

身も蓋もないエゲツナイ一面

 

があるのではないでしょうか。

 

先ほども述べたように、私も同じく、もろにアメリカ社会のエゲツナイ一面へとさらされることになったのです。

 

つまり話をまとめると、

 

実力社会で自分の道をキャリアを切り開いていけばいくほど、

その人間に対するアメリカ社会における「えげつなさ」も度を増していく、

 

ということです。

 

よく英語圏で言われることが、

 

悪口を言われないようならまだまだ社会では重要視されていない

 

ということです。

つまり、実力社会において実力をつけ、それが評価されればされるほど、同時にその人間に対する風当たりも同様に強くなっていくわけですね。

第四話から第六話にかけて、一体全体、私オトメがどんなエゲツナイ体験をするに至ったか、具体的にお話ししていきますね。

 

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コメント

  1. […] 第三話にて、アメリカ社会はなんともエゲツない一面を持つ、という話をしました。第四話から第六話にかけて、私オトメが実際にどんなエゲツない目に会ったのか、もう少し具体的に描いていこうと思います。 […]

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